子どもの作品鑑賞の4つの方法・概要

鉛筆で書く画像 小学生の作品から学ぶ

どの方法をとるか、決めておきましょう。
基本は、初回は鑑賞なし、または短く。

2回目以降はしっかり時間をとる。

作品鑑賞の4つの方法

作品鑑賞の4つの方法、その良い点

1.全員で作品を見て、良いと思う作品のどこが良いと思ったかを自由に発表させる。

絵手紙作品を見る、感想を発表することも大切です。
良いと思うところ、マネしたいと思うところを見つけて言ってください。
うまく書けていないと思うところは気が付いてもみんなの前で言ってはいけません。

今日書いた絵手紙でも受けとった相手が、正しく理解する人と、間違って理解する人もいます。
批判したりしないで、作品をほめたり、感謝の気持ちを伝えましょう。
恥ずかしがらずほめるところ、良いところをを探し発表しましょう。

注意点  絵を書くのが上手な子どもと、そうではない人との技術的な格差があります。
     その状況を、批判的にみる子どもは、上手な作品に妬みを抱き、下手な作品を物笑いのねたにされます。

こういう状況を起こさないように、発表前から注意すべきこととして必ずとりあげましょう。

2.絵手紙を書いた感想の発表を省略しながら、後日活用する方法

全員の作品の感想をていねいに聞くと20分~30分かかるでしょう。
「発表は無しです。後で教室内に貼っておくので、1日~2日展示します。見て下さい」と
いうこともできます。
その後は、作品を受け取る相手に渡すため、お家に持ち帰えらせてください。
そして、それを見た人の感想を、しっかり聞いて、小さい画用紙に書いておきましょう。
(後日、その感想の画用紙を持参させることもできます。

3.全員の作品をを先生が預かり、しばらく教室内に展示する方法

お友達の作品の良いと思うところを探して、見つけるのに時間がかかるかもしれません。
それで、皆さんの絵手紙を一度先生が預かり、後で教室に貼っておきます。
ゆっくり見ておいてください。
後で、先生から「誰の作品のどこが良かったと思ったか」聞く予定です。
ノートに「○○さんの書いた絵手紙の、ここが良かった」と書いておいてください。

4.書いた作品を持ち帰り、届けたい相手に渡す。または、郵送で送って感想を聞く。

この方法が最もお勧めな方法です。

本来の絵手紙の形式です。

これには、「信頼できる人」に渡す。「悪意をもって批判されることはない」「自分の思いや感情を素直に表せる」うわべの体裁や自分をごまかす必要がありません。

さらに細部のことは他の記事で説明します。