はじめに

1.このサイトは、絵手紙の絵を上達させるのが目的ではありません。

2.子供も親も、健全な精神を身につけ、自分を表現しながらも他者を思いやる心を身につけるように励ますものです。

  絵手紙を通して思いやりの心を育て、同時に不健全、不道徳、いじめなどから身心を守りましょう。

  それは、悪化する教育環境、家庭環境に逆行するもので、絵手紙の試みです。

子供たちの優れている点を伸ばし、足りない点を補い、子供も大人も成長できるようにしましょう。

絵手紙作品は子供のものですが、記事の内容はあくまでも大人向けです。

サイトの3つの特長(要点)

1)「絵手紙では形ではなく、心が大切」というのが、日本絵手紙協会の指針です。その指針を尊重します。

2)絵手紙は、絵画ではなく、あくまでも手紙の一種です。受け取る相手を思って書くものです。

3)絵の個性を向上させることよりも、他の人の絵手紙を読み解く力を養うことに重点をおきましょう

(はじめにお伝えしたいポイントはここまでです。)



サイトの3つの目標(不要な方は飛ばしてください)

1)「絵手紙では形ではなく、心が大切」というのが、日本絵手紙協会の指針です。その指針を尊重します。

その心とは、「思い、気持ち、感情」などです。

目にみえない心を表現することは子供たちにとって難しいことではありません。

大人にとっては曖昧でわかりにくく思うものです。

指導する大人は、その心をどこに向けるのか、しっかりと啓発していかなければなりません。

大人が子供たちの自由な発想や奇抜なアイデア、面白さをほめることがあります。

子供たちがゼロから考えたのではなく、刺激のあるアニメを見たり、面白おかしくふざけた動画を見たのがキッカケの場合もあります。

その子供が調子に乗り、他の人を批判したり、からかったりすることに喜び、自分勝手な精神を助長されることもあります。

自由な発想や面白さと、健全なものや自然や誠実さに喜びを見出すこととはかけはなれています。

子供は、不健全な情報も健全なものも、何でも吸収する傾向があります。

バランスをとりながら、褒め方を研究していきましょう。その難しい分野を取り上げます。

独自性や個性が大切だと言われていますが、他の人を尊重することとのバランスをとるように勧めましょう。

2)絵手紙は、絵画ではなく、あくまでも手紙の一種です。受け取る相手を思って書くものです。

他の人に対する思いやりや敬意、他の人を尊重する精神が表われてこそ、心にひびくものです。

絵手紙で自分のことを知らせる場合も、相手の幸せを願って書きます。

自分の感情を吐き出すような落書き、悪ふざけの絵手紙とは違います。

絵の題材の選び方、絵の書き方、ことばの選び方によって表われてきます。

他の人の作品の見方、評価の仕方にも「作品から作者の心を読む」という精神が養われていきます。

3)絵手紙の世界では「ヘタでいい」がキャッチフレーズです。

これには、深い意味があります。基本は絵を上手に書くことを意識しないことです。

絵を上手に書いて、人に自慢する書き方は「心が美しい」とは言えません。

上辺だけの上手、上辺だけの立派、周りの人から自分だけほめられたい、他の人が困っても自分が楽しければいいという
書き方であってはいけません。

近年は、多くの絵、イラスト、マンガに接する機会がふえています。

それらの影響を受けた子供たちが、「にせものの楽しさ」「刺激的なイラスト」「可愛い顔の絵が第一」「相手を倒す心地よさ」
などを追求しています。

それらは、大人たちの精神「不健全なもの、暴力的なものを好む、性描写の刺激、人気さえあればいい」の表われです。

ヘタがいいという言葉には「にせものを喜び」を見抜ける強さ、健全さを味わう感性の大切さ」の意味があります。

下手だと言う言葉に惑わされないようにしましょう。

3)絵の書き方を向上させることよりも、他の人の絵手紙を読み解く力を養うことに重点をおきます。

書いた人がどのような思いで書いたのか読む力が大切だと考えます。

作品を通して、作者の心を知るように努めましょう。

特に、作品にこめられた「良い点」を見出すこと。作者の良い点を見出すことの大切さを伝えましょう。

絵手紙では、注意すべきこととして、写実的な絵を「上手な絵」と評価しないようにしましょう。

写実的でない絵を下手とか劣っている絵と思うなら、それは危険な考え方です。

このことは、投稿記事の中でさらに詳しく説明します。