絵手紙コンクール作品から学ぶ・その1.

はじめに
第51回郵政省の絵手紙コンクールの作品から紹介しています。
タイトルは投稿者が書きました。個人名は紹介していません。
年令、学年を参考にしてください。
全般に、絵手紙らしくない作品が受賞したりしています。
その理由は、絵が上手過ぎて、「手紙」を超えています。
そうなると、絵手紙コンクールではなく、「絵画コンクール」になってしまいます。
選んだ人たちの絵手紙の認識が違うからでしょう。
これらの作品の「良い点」を解説していきたいと思います。
皆さんも、選考委員になったつもりで、よく鑑賞してください。

作品1 小学2年生
画像1
一般に暑さは猛暑、酷暑などと文字でも表現されています。
絵で表現されている、しかも小学2年生。
表現力は高いですね。
ことばに注目してください。「とにかく」「あつい」と短く、言いたい事をずばり書いています。
作品2

作品3

作品4


作品5


作品6

作品7

作品8 ししとう

(選考委員の説明)
この絵手紙を見て、まず、目をひかれるのが、ししとうの色です。赤や黄色やピンクなどを使って、色あざやかに、デザイン的にしあげています。とてもおもしろく、すてきです。はがきは、おばあちゃんにあてて書かれていますから、もしかすると、おばあちゃんが畑で育てたししとうを作者におくったのかもしれませんね。ことばは、「ししとう 大すき」とかんたんですが、絵と合わせてみると、いろいろな思いを感じる作品です。
(サイト管理人の説明)
ししとうの色は、実際に多色です。この観察力が大切です。
都会育ちの選考委員はししとうの多色を見たことがないかもしれません。
自然界のものは、デザイン的にも優れたものにあふれています。
大人は、多くの画像をパソコンなどでたくさん見て、いいデザインを学んでいます。
その大人は、自分では実際に書けない人が多くおられます。
さらに、並べ方に変化をつけているところもいいです。
ことばもいいですが、私なら「おばあさんのししとうが」と書きたいものです。

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